特集
新 シャンパーニュ
グラン・メゾンの地下深く、眠りという名の錬金術が、ワインに光輝く翼を授ける。
まぶしき気泡で目を奪い、出会いと離別を司り、歓喜と悲哀を弄ぶ、冷たい仮面の美の女神と、熱い血潮の恋の神に愛されし、汝の名はシャンパーニュ。
今宵その翼の羽音を響かせよ・・・。
中世よりフランス屈指の銘醸畑として君臨する、アイ。
それら天与のテロワールに生まれしシャンパーニュ、いまや俗塵にまみれし高貴な血よ。
約束の日は近い。
真実の力を呼び覚まし、己の意味を自覚する時、忘れられた王冠が頭上に輝き、次なる物語の幕が開くのだ。
グラン・メゾンのスタイル シャンパーニュを味わいなおすために
“グラン・メゾンのスタイルを読み解く”
シャンパーニュはシャンパーニュという土地のワインである。
だから2年前のシャンパーニュ特集では、土地の味わいを最大限生かそうとする小規模生産者たちを扱い、単一クリュのワインについて考えた。
それを踏まえて、やっと分かることがある。
土地の味わいを生かしつつ、クリュを素材としてひとつのドラマを仕立てた、それがグラン・メゾンのスタイルである。
ドメーヌとネゴシアン ~ RMとNM ~ 単一クリュとブレンド ~ スタイルとはクリュの織りなすドラマである
■第30号■
特集 新・シャンパーニュ
グラン・メゾンのスタイル
注目ビオの実力?オーガニック栽培の生産者を訪ねて。
他