このプロジェクトは、能登半島大震災により甚大な被害を受け、向こう数年酒造りが困難な状況の酒蔵さんのお酒を共同で造り、被災蔵の銘柄の流通を止めないためのものです。
土田酒造さんよりコメント
松波酒造さんは、「大江山」という銘柄にて、漁師町の人々が新鮮な魚をつまみに晩酌をし、明日の活力にされている地酒中の地酒をメインに造っていらっしゃいます。
その松波酒造の若女将である金七聖子さんは、インスタに当蔵のお酒を載せてくださっておりました。
そのようなご縁もあり、当蔵として松波酒造さんのお酒をご担当させていただくことは、とても光栄でした。
しかし、土田酒造としても未知の体験が多く、多くの課題がありました。
今回のプロジェクトは、大江山さんのお酒を再現するために、松波さんが造られているレシピをもとにお酒を造ります。
その味わいを本当に再現ができるのか?麹の造り方も違うし、酒母も初めての中温速醸での製造なので、技術的に再現ができるのか?
なによりも、復興の援助になるために、失敗してはいけない。という不安がつきまとっていました。
当蔵杜氏の星野も、いつものお酒以上に気を配っており、お酒ができた時に、
「無事に酒になりホッとした。いつもと違う事をやらせてもらえるって、とても贅沢。とにかく無事に酒になって良かった。」
と言っておりました。
松波酒造の金七さんからは
オリジナルのソウルがやばいです。漁師町で愛されるあの味。涙しかでん。
きっかけは震災ですが、最高の酒造りチームに出会えて、そしてタイプが2種も楽しめるお酒が誕生したことに感謝しております!
皆様に心を寄せていただき、困難を乗り越える方法として協力醸造があり、味わって応援いただければ日本酒の可能性がさらに広がると思っております。
(松波酒造 金七聖子若女将)
と、とてもありがたいお言葉を頂戴いたしました。
このプロジェクトへのご支援は、松波酒造さんの再建に大きく貢献するだけでなく、能登の酒文化を守り、地域社会の活性化にも繋がります。
松波酒造様の復興支援にご協力いただけますよう、心よりお願い申し上げます。